ALBUM 子どもたちの記録
中高体育館
保護者の皆さま、関係者の皆さまのご協力のおかげで、
新型コロナ感染症対策を実施したうえで
卒業式を執り行うことができました。
卒業生代表の答辞では、
いよいよオーストラリア語学研修のある3年生ということろで起きた、
新型コロナウイルス感染症による学校の休校、
行事や部活動の大会の中止、語学研修の中止について触れられました。
この先どうなるのか分からず、不安を感じたこと
しかし、「今できることを精一杯頑張る」という皆の姿に勇気が湧いたこと
語学研修は行けなかったけれど、
「他にできることはないか」と最後まで模索し続けた先生の姿に
「あきらめない強さ」を感じたこと
そして、支えてくれた家族・友人たちへの感謝が述べられました。
校長式辞では、フランス哲学者のデリダのいう「贈与」という考えが
紹介されました。
「贈与」とはなんらお返しを求めずに与えることであり
相手にそれを期待しない行為であること
「贈与」には、「贈与のリレー」が起きるという特徴があること
本当の成熟した社会とは、「贈与のリレー」溢れる社会だということ
卒業生の皆さんには、「ゴミ拾い」というような
些細なことでもいい、「贈与」のある人生を送って欲しい、
と語られました。